Kenkichi Yunoki(Sakai-City,Osaka,Japan)(200mm newtonian)
2003/08/18 19h13m(UT) / Copernicus(コペルニクス) / colongitude= 165.42
2003/08/18 19:13:03(UT)  Copernicus(コペルニクス)
200mm(F7) Newtonian  Pentax XP14
ToUcam Pro  370 frames stacked
月面余経度 Y=165.4  月面緯度 b=+1.57
「ToUcam Proによる撮像である。
太陽が高い位置にあるためクレーター内部の様子がわかる。
中央丘があるが火山成因説の時は溶岩流出の火道跡のピークと考えられていたが、現在では隕石が衝突した際の衝撃波が火口壁から中央に跳ね返って出来たためのピークと
考えられている。
火口内部壁は内側に崩落して何層にも階段状になっている様子が分かる。
北部のゲイリュサックとの間の小クレーター(N)を中心に暗いものが取り巻いているが、これは暗い溶岩がこのクレーターを通じて流出したものだろうか。
望遠鏡では気づかなかったが、撮像された画像はじっくり見ることが出来るため、新たな発見があり興味が尽きない。
よく見ればほかにも同じような暗斑が何カ所か見られる。
コペルニクスは大変新しいクレーターだが、クレーターが形成された後にもこの辺りで溶岩の流出があったのかも知れない。
だとすれば、このクレーターは隕石の衝突でなく火山で、しかも溶岩はかなり新しいものとも考えることが出来る。
シーイングの良い時、高倍率でこの辺りを眼視で再確認したくなった。」
[柚木健吉]
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