Kenkichi Yunoki(Sakai-City,Osaka,Japan)(200mm newtonian)
2002/07/30 19h13m(UT) / Aristoteles & Eudoxus1(アリストテレスとエウドクソス) / colongitude= 163.78
2002/07/30 19:13:03(UT) Aristoteles & Eudoxus1(アリストテレスとエウドクソス)
200mm(F7) Newtonian   Nikon CoolPix 995   Pentax XP14
ISO 100   1s
月面余経度 Y=163.78  月面緯度 b=+1.26
「エウドクソスの西はアルプス山脈東端の猫の舌といわれるザラザラとした地域が見られる。
雨の海を溶岩が埋めたとき、インブリウムベイズンの外側のリングの高いところが埋め立てられずに残ったものだろう。
よく見ると谷も所々に見られるが、雨の海の溶岩が冷え固まりに出来た谷のように思われる。
アリストテレスはかなり新しいようで、クレーター外壁に隕石が衝突した際の放出物によって出来た二次クレターが生々しく見られる。
アレキサンダーに落ちるコーカサス山脈のとがった影は、子どもの頃図鑑で見た月面風景を思い出させる。
図鑑では影だけでなく、山そのものも鋭く尖って描かれていた。
実際の月面の山はそのように尖ったものはほとんどなく、長く伸びた影からの想像の産物に過ぎない。
エーゲデは雨の海の溶岩で埋め立てられていることからこの辺りでは最も古いクレーターで、雲の海のキースによく似た形のゴーストクレーターでもある。」
[柚木健吉]
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